ピンク色に近いパープルのドイツ製ベルベット。いつもそばにおいていて、なににしようと考えていて、一色ではじみだし、生地に何になりたいの?と聞いて見たりして楽しんでいました。計画を立てたのは8月入って間もない時期で、私にしては早い時期。ところが色々な仕事の山にデザイン変更、パターン製作からになってしまいました。去年はシルクオーガンジーを2枚に合わせて製作しましたが、今年のオーガンジーは1枚をベルベットを融合させたかったのです。これだけは譲れない今年度のテーマです。ベルベットをバイヤスにカッティングし、オーガンジーを縫うまで良いのですが、厚いベルベットが薄いオーガンジーに負けてしまうのです。やっと出来上がりそうになると、裾のシルクサテンがベルベットとオーガンジーに負けて内側に入っていくしで、また一工夫が必要となりました。シルクサテンでバイヤステープをつくり、その上にビーズを乗せ、重みを出していくころとを計画しました。1本では足りない2本をほどこし、たったそれだけで10時間の時間をかけたことになるのです。
本当に時間がない中で製作するので、いつも、もっと時間があったらと反省する作品ばかりなのですが、もう少しの間アクシデントとプレッシャーを楽しみたいと思っています。