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運命のウエディングドレス

私が結婚式を挙げたのは、まだインターネットが今ほど普及していなかった頃。その頃はウェディングドレスをオーダーするなんて思いも尽きませんでしたし、ましてや自分で作る事が出来るなんて知りませんでした。先に結婚した友人達もレンタルドレスが主流。ですから私も、式の半年も前から貸衣装屋さんに行って、ドキドキしながらドレスを選びました。しかし、「デザインはとても気に入ったのに、サイズが小さい」「ステキなドレスだけれど、裾がちょっと汚れている」「見つけたと思った運命のドレス、だけどもう先約が...」。一生に一度の特別なイベントですから妥協する事なんて出来ません。そんな事がありながら、ある日「新作です」とアドバイザーの方が出してきてくれたのは、バラの柄が美しいAラインドレス。まだ誰も袖を通していないという柔らかな生成り色のオフショルダーのドレスを見 たとき「これ!」と思いドキドキしました。やっと見つけた運命のドレス!でも同時に、「私が結婚式で袖を通すまでに、いったい何人の人がこのドレスを着るのだろう」とふと頭の片隅をよぎった事を覚えています。

もし私がまだ結婚していなくて、特別な日を世界に一つだけの「運命のウェディングドレス」を着て迎える事が出来ると知っていたら、きっと自分で作っていた事でしょう。そして、ウエディングドレスと共にその製作時間も大切な宝物になっていたのではないかと思います。(スタッフ Y.S)

 

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