スタディールーム = 生地の素材 =
天然繊維
絹(シルク)
生糸を原料とした絹糸、絹織物の総称。ドレープ感、光沢、色彩の美しさに加え、柔らかく腰があり、着心地の良さが優れています。天然繊維の中で一番長い繊維で、18種類のアミノ酸で構成されたタンパク質からなっています。人の肌に1番近い天然繊維。吸湿性・放湿性・速乾性に優れ、綿と比べると1.5倍、一方、水分を繊維の中に保有する力も優れているので(ポリエステル繊維の約20倍)静電気が起きにくいという特徴があります。紫外線に当たると黄色く変色する、湿気・虫・スレに弱いという欠点もありますが、お手入れの方法により、長持ちさせることが可能です。
特徴
・軽くて、しなやかで、上品な風合いを持っている。
・美しい光沢を持っている。
・染め付きが良く、深みのある色合いが出る。
・肌に対して違和感がない。
・摩擦に弱く、水分を含んだ状態で摩擦すると毛羽立つ。(スレ)
・場合により色落ちする事がある。
・紫外線に当ると黄変する。
取扱
・絹製品の多くはスレの為、水洗いを避けて下さい。(但し、ウォッシャブル加工製品は水洗い可能)
・水洗いの場合は、中性洗剤、押し洗い、タオルで脱水、形を整えて陰干しをして下さい。
・保管は、光が当たらない湿気の少ない所で行って下さい
ウール
綿羊、あるいはその他の哺乳動物を覆っている柔軟な毛のことを言います。一般的にはメリノ種の羊の毛のことを言いますが、モヘヤやアンゴラもウールに属します。とても暖かい繊維で、ウールが衣料素材として優れていると言われる理由として、保湿性があり伸縮性と弾性に富む、手触りが柔らかくしわになりにくい等が挙げられます。マイナス面として収縮性や虫・カビがつきやすいといったデメリットもあります。
特徴
繊維に伸縮性と弾性があり、シワが寄りにくい。 熱の伝導率が少なく、保温性に富んでいる。 水をはじく性質がありながら、湿気を良く吸収する為、汗をかいても湿った感じが少ない。 燃えにくい繊維である。 表面のスケールの為、水分を含んだ状態でもみ込むと繊維が絡み合ってフェルトになる。 ピリング(毛玉)になりやすい。 燃えにくい繊維である。
取扱
虫が食うので、保管に注意が必要です。(長期保管時は防虫剤も必要) 水の影響を受けやすいので、一般的には水洗い洗濯は避けてください。(但し、ウォシャブル加工製品は水洗い可能) 梳毛織物はアタリが出やすいので、アイロンは当て布が必要です。
綿(コットン)
アメリカ、エジプト、インド、パキスタン、中国などで産する種子繊維で、肌触りが良く吸湿性に優れた特徴があり高温多湿の日本の気候に適した素材です。コットンは生産地によっても品質的な違いが大きく、廉価なものから非常に高価なもの幅広く市場に出回っています。西インド諸島カリブ海のごく限られた地域で生産される海島綿(シーアイランドコットン)はとても高価な事で有名
特徴
・吸湿性があり、放湿の時に気化潜熱を奪い涼しく感じる。
・肌触りが軟らか。
・適度な保温性がある。
・静電気が起き難い。
・強度は十分あり、洗濯・漂白が容易。
・高温のアイロンに耐える。
・洗濯で収縮し、シワになり易い。.
・セット性はない。
・可燃性がある。
生地の素材 最終更新日 :
2011-07-12
化学合成繊維
アクリル
保温性に優れふっくらと暖かく、羊毛に似た性質をもっています。ウールと混紡で使用されることが多く、主に毛布、冬物のセーター、コート地などに多く使われます。
カビや虫の害を受けない事、シワになりにくい事もアクリル繊維の特徴です。ポリエステル(テトロン)、ナイロンなどと共に 三大合成繊維の1つ。
ナイロン
石油を原料にしたポリアミド樹脂という非常に強い樹脂を使用したもの織物です。引っ張り、摩擦、折り曲げに強く、伸縮性にも富み、軽くて水を吸っても重くならないということから、水着やパンティストッキング・スキーウェアなどの他、パラグライダーやパラシュート、エアーバックなどの安全性が要求される用途に使われる事もあります。アクリル、ポリエステル(テトロン)などと共に 三大合成繊維の1つ。
ポリエステル(テトロン)
日光に当たっても変質しない強さや、シワになりにくく型くずれしにくい性質の為、洗濯後にノンアイロンで着用出来、主に女性用の衣料によく用いられます。また熱可塑性(ねつかそせい)と言って、一定温度での加熱状態である形状を与えておくと、常温にしてもそのまま固定される性質にも優れているので、プリーツ加工に適しています。耐熱性は合成繊維の中で最も優れていますが、天然繊維に比べると熱による影響を受けやすいので、アイロンをかける際にあて布をするなど注意も必要です。静電気を帯び易いというマイナス面もあります。アクリル、ナイロンなどと共に 三大合成繊維の1つ。
生地の素材 最終更新日 :
2011-07-12
再生繊維
キュプラ
キュプラとは「Cuprammonium Rayon」から付けられた名前で、日本語では「銅アンモニアを使って作られた光る糸(レーヨン)」。綿の実から綿花をとった後に残る短い繊維(コットンリンター)を主原料とした再生繊維で、日本では旭化成のベンベルグの商標名)で知られています。メンズでもレディースでもオーダー服の裏地として欠くことの出来ない存在ですで、吸湿性、放湿性、染色性に優れています。また、やわらかくしなやかで、静電気がおきにくいと言う特徴もあります。
レーヨン
シルクを目標に創り出された化学繊維で、その中でも再生繊維に分類されます。吸湿、吸水性があり、染色に優れています。また織物や編物は美しいドレープを表現する事が出来ます。マイナス面として、水に濡れると強度は低くなることや、縮みやすくシワになりやすいといった特徴があります。
生地の素材 最終更新日 :
2011-07-12
