スタディールーム「加工関連の用語集」

[ア]

オパール加工

レースのように部分的に透かし模様を作る加工のことをオパール加工と言います。例えば、ポリエステルと綿の混紡素材などの場合、綿は酸に弱いという特性を利用して、綿だけを化学反応を用いて破壊溶脱して、部分的に透かし模様を作ることが出来るという訳です。 コットンレースなどが良い例ですが、部分的に透かし模様を作ることによってより立体的模様が表現できますね

[サ]

シルキー加工

絹以外の織物、例えば綿織物、化繊織物など特殊加工により絹の感じをもたらす加工の事。


シルケット加工

苛性ソーダに綿糸や綿布を浸し素材を膨潤させることによって、綿に絹のような光沢や染色性、防縮性、強度などを与える加工のことです。綿繊維を濃い苛性ソーダ液につけると著しく長さが収縮し太くなると同時に透き通るという性状を利用したもので、ブロードなどの比較的高級な綿織物、あるいはその織糸に施されます。


シワ加工

生地に規則的または不規則的にシワをつける加工法です。方法として、セルロース繊維は型をつけた後に樹脂加工し、合性繊維は、熱可塑性を利用した熱セットにより耐久性のあるシワを作ることができます。綺麗なシワ加工は、ポリエステルが50%以上含まれている生地が向いています。ご家庭での洗濯の場合は、加工状態によりさまざまですが、ウールやセルロース系繊維のシワ加工の衣類は、特に消失しやすく、またシワ加工の衣類は、アイロンや乾燥機の使用は厳禁です。

[ワ]

ワッシャー加工

自動反転洗浄機(ワッシャー)に入れて、シボを寄せたりシワをつけたりして生地を柔らかくする加工する技法です。軽やかで涼しげなイメージから、春や夏のファッションに多く、またジーンズ製品の洗いの大半はこのワッシャー加工が施されていますが、カジュアル感のある自然な小ジワやよれっとした柔らかさが表現できるため、カジュアルウェアにも取り入れられています。